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宮下 由香*; 秋山 和彦*; 初川 雄一; 只井 智浩*; 千葉 和喜*; 佐藤 祐太*; 久冨木 志郎*
no journal, ,
高い比放射能を持つ放射性金属内包フラーレンを得るため、これまで核反応の反跳効果を利用した多くの実験が行われてきた。しかし荷電粒子核反応を用いた場合標的フラーレン分子への放射線損傷が大きく金蔵内包フラーレンの生成率は極めて小さいことが知られている。一方高速中性子核反応では直接フラーレンケージを構成する炭素原子核に衝突する際の損傷のみを考慮すればよく、より効率的に放射性金属内包フラーレンの生成が期待される。本研究では14MeVの高速中性子によるSr(n,2n)Sr反応の反跳効果を用いてSr@Cの生成を試みた。標的とするストロンチウム塩としてそれぞれ密度の異なるSr(NO)(2.99g/cm)とSrCO(2.08g/cm)を用いてSr@Cの生成率を評価した。
宮下 由香*; 秋山 和彦*; 初川 雄一; 久冨木 志郎*
no journal, ,
金属内包フラーレンの放射薬品への利用を考えるとき、反跳反応を利用した製造法はほかにない高い比放射能試料が得られるので大きな優位性を有し注目される。しかし従来の研究では放射線損傷などのために低い収率に留まっておりその実用には困難であった。本研究では14MeVの加速器中性子核反応によるSr(n,2n)Sr反応を用いてSr内包金属フラーレンの製造に成功した。この方法によって生成されたSr内包金属フラーレンは全Srに対して6.8%という高い生成収率を得ることができた。この値は一般の金属内包フラーレンの回収率が0.1%以下であることを考慮すると大変高い値を示している。